2019年9月9日、西川廣人社長兼CEOが同16日付で辞任すると発表しましたね!
これから西川社長がいなくなり、後任を決めるわけですが
だれが公認社長を務めるかでルノーとの経営統合に拍車をかけてしまうのでは?
ゴーン社長が逮捕されて以来株価も下がる一方でしたが西川社長が辞任することで今後の株価はどうなっていくのでしょうか?
業績もどうなっていくのか気になる所です!
それでは日産とルノーの経営統合は阻止可能?株価や業績への影響について考えていきましょう!
日産とルノーの経営統合は阻止可能?
株価連動型報酬制度のストック・アプリシエーション権(SAR)を平成25年5月に権利の行使日を約1週間遅らせ、
本来の行使日よりも4700万円多く報酬を受け取っていたとか!!
株価が事前に決められた水準を超えると、保有する株式数と株価に応じて差額を受け取れる。、その間の株価上昇により、西川氏が数千万円多く受け取っていたということです。
つい最近カルロス・ゴーン前会長逮捕に追いやったのもこの問題であります。
決算などの情報を開示する有価証券報告書で嘘の報酬金額を記載したとして金融商品取引法違反になったのです!
ここで不思議なのは
カルロス・ゴーン前会長を告発したのが西川社長であるということ。
そこで社内外からの批判殺到し、西川社長が辞任に追い込まれたといいます!!
西川社長がしたことは法的に問題がないようなので辞任は渋っていたようです。
西川社長が退任するとなると真っ先に思い浮かぶのはルノー。
加えてルノーは、日産自動車の株式の50%近くを手にしています。
ルノーは日産の発行済み株式の43.4%を握る親会社です。
日産もルノー株を15%保有していますが、ルノーの子会社であることは変わっていません。
そのため、日産の経営は事実上、ルノーに握られた状態が続いています。
ルノーが日産との合併に動いていたのを日産側が阻止するためにゴーン会長の捜査へ協力していたという情報もあります。
経営統合を免れるためにゴーン会長を追いやった西川社長がいなくなるとすると、
ルノーは社長交代を機に再び会長職を狙ってくる可能性が大ということです!
引用元)https://webronza.asahiml.com/politics/articles/2019021800007.ht
今回の西川社長の不祥事があるので、
日産側に都合の良い社長人を選ぶのが難しい可能性があります。
西川社長は後継者選びについて「思い切って若返りを図りたい」と言っていますが
山内CEO代行がそのまま社長にになるのであれば経営統合が進む可能性が高いです。
元々は、「ルノーの好き勝手にはさせない」と考えていた山内CEO。
しかし、ルノーによる経営統合に猛反発した取締役会のメンバーだった山内CEO代行を社長に就任させるということは
今回の件がありますので、経営統合に合意せざる負えないのではないかと思われます。
社長後任に思い切った若返りが実現すれば、経営統合を免れる可能性はあるかもしれません!
株価や業績への影響
ゴーン会長が逮捕されたからときは一時的に株価が下がり狼狽売りをする人もいるでしょうが、
長期的な視野で投資をしている人は今回は様子見を決めている人も多いでしょうから
市場の評価が動くとは考えにくいのでしょう。
実際、ゴーン元会長の逮捕が伝わった昨年11月20日以降、日産自動車株は大きく下がりました。
しかし、今年3月頃に入ってから、株価は反発しはじめ、
配当利回りに魅力を感じた個人投資家の買いが増えたようでした!
もともと評価の高い株式なので、一次的に下がったとしてもすぐに値段を戻すでしょう。
日産やルノーの収益力やお金を稼ぐ力・キャッシュフローになんら影響がないからです。
日産ブランドはトヨタほどではないですが評価があり、ルノーよりも知名度は高いです。
今まで通りの運営をしていくのであれば経営が悪化することもないと思いますが
これからまた大きな事件が起こらないことをいのりたいですね!
西川社長退任後の次期社長が誰になるかでも、日産の業績にはかかわってくるでしょう。
まとめ
今回は、日産とルノーの経営統合は阻止可能?株価や業績への影響についてご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか?
日産はルノーの支配を脱し、経営の自主権を取り戻すには時期社長がだれになるかにかかっているでしょう!
株価は日産自体が評価の高い株なので、一時的に下がることはあってもすぐに戻るという傾向がありますので今回もそこまで心配いらないんじゃないでしょうか?
若手の日産に有利な社長人を選ぶの選ぶことができることを願いたいですね!